「朔くん。なんで萌花はあんな怪我したの?」

「それは...」

朔が戸惑っていた。

「お母さん!それはね、体育のリレーでズッコケちゃったの...」

「あら...おドジさんねぇ~」

朔は心配そうに私を見ていたので笑ってみると朔も笑って返してくれた。

ご飯を食べ終わり朔は私を部屋に連れていってくれた。

「今日はありがとね。朔」

「おぅ。でも、ごめんなホントに」

「朔、もう謝らないで。私、朔に謝って欲しくない。」