「ありがとう!結局ここまで来てもらって」

「当たり前だろ!じゃ家の人呼ぶから」

インターホンを鳴らすとお母さんがドタバタと出てきた。

「萌花!大丈夫なの?」

「うんっ朔のお陰で帰ってこれたんだ。」

「そ、そう!良かった。じゃ朔くんもおゆはん一緒に食べない?」

「いえいえ、それは大丈夫です。俺は萌花を送りに来ただけなんで。」

「そんなこと言わずにほら上がって!」

お母さんは無理やり朔を家にいれた。

「じゃあ少しだけ...」

そう言って朔はおゆはんを一緒に食べた。