「うん。ありがとう 」

私は受け取るもののまだ痛くて手が動かせなかった。

「痛い...」

「大丈夫か?俺がふくよ。痛いと思うけどちょっと我慢しろよ」

朔は優しく優しく拭いてくれた。

「ありがとう!朔」

「ごめんな。俺が逃げたりしなかったらこんな事にならなかったのに。」

「違うよ!朔は何も悪くないよ!私がコケたのが悪いの!」

朔は「でも..」とずっと言っていた。

「朔は私のこと助けてくれたんだし悪いところ一つもないよ!ありがと!」