そう言って朔は私を背中に乗せた。

「大丈夫だよ!私歩けるよ!」

きっと歩いたら痛いけど、絶対私を背中に乗せるのは重い。

でも、朔は「いいから。」と言った。

幼稚園の時とは違うってわかって欲しかった。

でも、朔は覚えてるのかな。

そう思っているうちに保健室に着いた。

「はい。」

私はベッドに座らされた。

保健室の先生はいなかった。

「これでとりあえずふこっか。」