学校に着くとまだ朔は来ていなかった。

「さっくん...かぁ」

そう思っていると...

「はよっ」

私の肩をポンッと叩いた。

「お、おはよっ!朔」

朔はいつも通り話してくれてるのに何故か幼稚園の時のように感じた。

あの時みたいに大丈夫?じゃないけど大丈夫か?って心配してくれたり。

優しく微笑んでくれたり...

あの時のさっくんだった。

なんであった時に分からなかったんだろ...

あんなに好きだったのに。