それを知ったとたん幼稚園の時の記憶が蘇った。

「うんじゃまぽろっぴー、うんじゃまぽろっぴー、うんじゃまぽろっぴー...」

私は何も無いところで転んでしまった。

「萌花!大丈夫?」

「さっくん!大丈夫だよ!」

どんな時もさっくんはとんであたしのところに来てくれた。

「はっ!」

私はこの時も妄想が現実になったんだ。

転んだらさっくんは助けに来てくれた。

私の王子様だ~!っていつも言ってたよね

私はさっくんが大好きだった...