隣では朔が手を挙げていた。

「朔、いいの?私に合わせなくていいんだよ?」

「合わせてなんかねーよ。」

そう言ってくれたけど嘘だよね。

「ありがとう」

だからあの時聞いてくれたんだよね?

「はっ!」

我に返った。

次の日。

「委員会決めするぞー」

そう先生が言うと...

「萌花は何に入るの?」