「晴兄...大丈夫だよっ。」

晴兄はいつも私の事を一番に気づいてくれるもんね。

「なんかあったら言えよ。」

「ありがとっ」

その日から私は私じゃなくなった。

「おはよー萌花ってえ!??どうしたの?!」

「別に...何にもないけど...」

「ほんとに萌花は妄想だけを取得にして生きてるからそうなるの!妄想より大切なもの見つけなさい!」

分かってるよ...

でも、無いんだよ...

「はい...」