蓮センパイと女のセンパイ2人は、仲良さそうに3年生の教室に戻っていった。
「休み時間まだあるけど、センパイのとこ行かなくていいの?」
あゆみは、そう言って背中をおしてくれるけど……。
さすがに、3年生の教室にまで行く勇気はない。
「行けないよ〜……。」
「まあ、そうだよね〜。」
これが、1年生と3年生の差か……と現実を突きつけられる。
「まあ、でも入学してちょっとしかたってないんだから。
これから、これから。」
「そうだね!頑張る!」
蓮センパイを追いかけて、頑張ってこの高校に来たんだから。
もう、後戻りはできない。
振り向いてもらうまで、頑張らないと!