結局の所、行き先は海に決定。

シュンさんが面白いからと言う一言できまったのだ。



一体何があるのかな?




途中、シュンさんのおごりでコンビニで食べる物を調達。


晩御飯代浮いちゃったね、なんてユキと話したのは内緒。


軽快な曲に乗って平田のしゃべりとユキの突っ込みがたまらなく、面白。





私はドキドキしていた。




こんな遅くに出掛ける事はなかったし、もちろん、知り合いだけで、車で出掛けるなんて始めて。



化粧もして、私の気持ちを大人ぽくさせてるのか、夜と言う名の魔法のせいなのか……?







 私はドキドキがとまらなかった。



 「もう少しで着くぞ。」





、  車は


   暗く…
 

   長く…



   細い道を



   駆け抜けいった…









  潮のかおりが近づいてくる。