聞いた所によると、この二人は小学の時に、家が近所だったらしく、よく遊んでたみたい。



カズキが引越してからも、時々話しをする間柄。



なぜ、あの二人が声をかけたかというと……



知ってる顔だったから!
だって。



まあ、そんなものだろうけどね。



「なな?まだ時間とかある?」




暑いのだろうか…?


平田は仕切に髪をかきむしりながら話しかけてくる。




「あるけど……どうかしたの?」


ユキと私は顔を見合わせる。




「今夜さ、俺ら先輩の所行くんだけどさ。
一緒にどうかな?
俺と、カズキと先輩となんだけどな。」



「どうする?舞?」


「少しだけならいいけどね…危なくないかな?」