私は、デニムのジーンズと白いピンクのロゴの入ったＴシャツを来て、カズキの家へと向かった。




家の前に着くと、少し緊張気味にチャイムを鳴らす。



右手には、お母さんから見舞い用にとケーキを携えていた。




これで大丈夫！




少しすると、声がした。


＞ガチャ



「どなたですか？」



少し、見下ろした感じで、坊主頭のカズキによくにた、顔立ちの男の子が、眠たそうにでできた。




後を追うように、小さいな女の子もひょっこりと顔を出して、ドア越しに半分だけ顔をだして、こちらの様子を伺っている。



ちょっと怖いかも；…。




「あの…高広君だったけ？お兄ちゃんいるかな？」

「兄貴？兄貴は入院してますよ？でも、今日退院だから、後で帰ってくるとおもうけどな？」


「そう…」



「あの…お兄ちゃんどんな感じなの？」



高広君は、玄関で靴にはきかえ外へ出てきた。



「なんか、僕もよくわからないんですけどね。
ただ手術中に出血がひどかったってしか、聞いてません。」

「そんなにひどかったんだね。お大事に伝えといてね。」



「はい…わかりました」



「それと、これ、ケーキなんだけどみんなで食べてね」



そう言って、高広君に手渡すと嬉しそうにありがとうと言って家の中に入っていった。

とにかく、無事に終わったんだ。

なら後できっと連絡くるかな？


スキップをしながら、自分の家へ帰った。