「…カズキ」


その一言をやっとのおもいで絞りだした。


!!!?

「舞!舞!」

カズキが力強く私を抱き寄せる。



暖かい…懐かしくて、愛しい人の匂いだ。

涙が抑え切れない。

今まで我慢していた何かが、一気に溢れだしてきた。

激しく車がすれ違う…



カズキの腕の中で、声を上げて泣いてていた。

気が付けばカズキも、泣いていた。


私と合えて泣いてくれたの?

そう思うと余計涙が溢れてくる。

やっぱり…

カズキが好き!

大好き!