二日後…私は、お母さんの言葉通り退院をした。


その二日間、松岡の見舞いは受け入れた物の、カズキのは…受け入れなかった。


というか、合わす顔が私には…なかったのだ。




一体どんな顔をして会えと言うの?


カズキの口から、何処まで知っているのかを聞くのも恐かったし…

何よりも…


カズキの顔を見るのが



怖かった…。


そう、私は逃げていたのだ。


触らないでて叫んだのは私なのに


カズキの顔を見るのが、恐いだなんて…


カズキの見舞いは、受け入れなくて

松岡は受けるなんて…


絶対カズキ…

変に思ってるよね。



こんなに辛い恋になるなんて、考えてもいなかったから…


松岡は、とっても優しいし、いつでも

傍にいてくれる。

このまま

こうしていつも

顔を合わせていたら、
本当に好きになっちゃうかもしれないし。




他の人を…


松岡を好きになれたら…


どんなに


楽なんだろうか…?




カズキ以外


好きになったら…


だめなかな…?


好きになっても…



いいですか…?