「舞?今の方は…?」

「……」


「それより、退院二日後ですって。よかったわね。後の事は何も考えなくても大丈夫だから。」


「……」



「松岡さんって方、しっかりしていて素敵な方ね。
松岡さんのような方が舞の相手なら、お母さん安心なんだけどな。」



まるで独り言のようにお母さんはまた、病室を出ていっていった。


お母さんが出ていってた後、なぜか、独りぼっちになってしまった気分に襲われる。










こんなに大きな個室…


広すぎるよっ。

置いて行かないでよ…


…カズキ



寂しいよ。