私は、真由美さんに、挨拶を終えると、二日酔いまま家に帰る事に。

途中、自販機でお茶を購入。

日影のあるベンチに、ぐったりと腰をかけた。

あ~頭が痛い…


二度酒なんて飲むもんか!


でも、楽しかったからいいかぁ。

グイットお茶を飲み込む。


うへ…まだ口直ししないと、お酒臭いな…。

このままじゃ、まだ帰れないなぁ。

なんて考えながら、ぼーっと流れる雲をみていた。


木々から差し込む木漏れ日。

照り付ける太陽。

北海道の夏なんて本当、ほんの一瞬なんだよね。

なんでかな~天気がいいはずなのに私の心は、雨雲が広がっていくばかりだった。


「あれ?舞ちゃん?」


「あ゛~~」


思わず声を張り上げてしまった。