凛がバスに乗り込んだ瞬間、心底ホッとした。
……歩いてる間、後ろを振り向いたら凛がいなくなっていて
めちゃくちゃ焦った。
圭と杉浦が隣を歩いてたから、
当たり前のように凛も近くにいると思っていたのに。
どこではぐれた?って
心配で心配で、たまらなかった。
「凛になにかあったら、真白に殺されそうだし…」
そうならなかった安心と、凛が無事だった安心から、はぁー…っと大きなため息が出た。
するとそれを聞いていた誰かさんが声をかけてきた。
「幸せ逃げるよ」
「げ、美音」
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