うーん、でも嘘つくのって簡単だけど、肝心な時に思いつかないんだよね。
分かりやすいとすぐバレちゃうし、何としてでも信じこませなきゃ。
そしたらやっぱり"別れよう"とか?
もう単純すぎるのしか思い浮かばない。
とりあえず電話してみようかな。
これはもう流れに身を任せるしかない。
自分の部屋のベッドに寝転びながら、悠真に電話を掛けた。
まだお昼前だから嘘ついても大丈夫だよね?
話によると、お昼過ぎたら本当になっちゃうみたいだし…。
プルルルルー、プルルルルー
あれ?出ない。
もしかしてバイトかな…。
「もしもし?どうした?」
「あ!いや、特にないけど、悠真の声聞きたくて」
突然電話に出た悠真の声を聞いた瞬間、私は緊張しすぎて、思わず声が高くなる。
まずい。早速バレたかも。
「俺もちょうど美莉亜に電話しようと思ってたんだ!
話したいことがあって」
「え!何?」
少し間が空き、悠真が口を開いた。
「俺さ、母さんと引っ越すことになった
遠くに行かないといけないから、もう美莉亜に会えない。
ごめん。」
「それ、嘘だよね?ねぇ!エイプリルフールだよね?」
「いや、本当」
次第に私の瞳から涙が込み上げてくる。
どうしよう、私今泣いてる。
悠真に泣き声聞こえちゃダメなのに、もしかしたら悠真は本当にエイプリルフールの日だって気づいてないのかもしれない。
本当にどうしよう。
分かりやすいとすぐバレちゃうし、何としてでも信じこませなきゃ。
そしたらやっぱり"別れよう"とか?
もう単純すぎるのしか思い浮かばない。
とりあえず電話してみようかな。
これはもう流れに身を任せるしかない。
自分の部屋のベッドに寝転びながら、悠真に電話を掛けた。
まだお昼前だから嘘ついても大丈夫だよね?
話によると、お昼過ぎたら本当になっちゃうみたいだし…。
プルルルルー、プルルルルー
あれ?出ない。
もしかしてバイトかな…。
「もしもし?どうした?」
「あ!いや、特にないけど、悠真の声聞きたくて」
突然電話に出た悠真の声を聞いた瞬間、私は緊張しすぎて、思わず声が高くなる。
まずい。早速バレたかも。
「俺もちょうど美莉亜に電話しようと思ってたんだ!
話したいことがあって」
「え!何?」
少し間が空き、悠真が口を開いた。
「俺さ、母さんと引っ越すことになった
遠くに行かないといけないから、もう美莉亜に会えない。
ごめん。」
「それ、嘘だよね?ねぇ!エイプリルフールだよね?」
「いや、本当」
次第に私の瞳から涙が込み上げてくる。
どうしよう、私今泣いてる。
悠真に泣き声聞こえちゃダメなのに、もしかしたら悠真は本当にエイプリルフールの日だって気づいてないのかもしれない。
本当にどうしよう。