まずはコーヒーを1口。

口の中に広がるコーヒーの苦味と後に残るほんのりとした酸味、鼻にくる香ばしい香りがたまらない。

そして、アイスクリーム。

牛乳多めの口当たりまろやかなアイスクリーム。

交互に食べると、またたまらなく美味しい。

そんな様子を福田さんはじっとみつめていた。

「?私の顔に何か付いてますか?」

そう言うと、福田さんは慌てて言った。

「いや!えっと、その、羽衣ちゃんが嬉しそうに食べてくれるから、僕も嬉しくて…」

えっ、私そんなに顔に感情出てたんだ…

なんか、恥ずかしいな…///

「あ、ごめんね、食べる手止めさせちゃって。」

「いえ、美味しいのは事実ですから!」

そう言うと、彼は嬉しそうに笑った。