ベンチから少し離れたブランコ。

私と日向君はそこへ座った。

日向「ごめんな、こんなことになって。ここらで見ないから引っ越してきたんだよな。俺、鈴風日向。10歳。ゆっくりでいいから自己紹介しよーぜ。」

私「わた…し、桜…田…花梨。10歳…。」

そこまで言うと私は意識を手放した。

花蓮より、私のほうが弱いかも…。


「お……………り……ろ…い…………?息…………い………いな……しか…………い」

何かの感触が私の口に触れた