「瞬!無理して話さないで!
私は大丈夫だよ。
瞬?無理しちゃダメだよ。」

また紙に何か書いてる。
「由紀、ちょっと病室の外にいて。
お願い。
これが俺からの最後のお願いだ。」

「.......わかった...。」

歩こうとして、瞬に背を向けた時、
「ゆ...き...
あ...いし...てる...。これか...らも...ずっと...っ」

「私も愛してるよ。瞬。」
私はもう一度、瞬によって
キスをした。

人が沢山いたけどそんなのどうでもよかった。

最後のような気がしたから。