「俺、由紀の事愛してるよ。
今までもこれからも。
俺がいなくても蓮と二人で生きていけるか?」

また紙に書いた。話すの辛いのかな?

「無理だよ!瞬!
瞬がいなきゃ家族じゃないよ!
三人で家族だよ!瞬!!まだ逝かないで!!
私みたいな蓮のお嫁さん見たいんでしょ?」

「そっ、か...。
先生...、おれ...まだ死ねない...よ...
ゆき...と...れん...を...置いて...逝け...ない...。
だか...ら、せんせい...まだ...生きさせて...っ。
ゆき...と...れん...の...ところに...かえらな...きゃ...せんせい...たすけてっ...。たのむっ...。」

それだけは伝えたかったのか、今度は先生に声を出して言った。