「ごめんなさいっ..」
きっと今たっちゃんは後悔している
佳奈ちゃんに言いすぎたことを後悔してる
たっちゃんは私の言葉に返事はせず、握っていた手を更に強く握り直した
「あ〜〜すっきりした!優梨大丈夫?」
「ごめんたっちゃん」
「なんで謝る?」
おどけた顔をしたたっちゃんが急に真面目な顔になるから黙り込んでしまった
「お前は悪くないんだから、謝る必要ないよ」
「だっぢやんんんんんっ」
たっちゃんの優しさが胸に染みた
私はたっちゃんの胸で涙が枯れるまで泣いた
溜め込んでいた強がりな私を、彼は受け止めてくれた
たっちゃんみたいな人を好きになれば、どれだけ幸せだろう