ある日、佳奈ちゃんは私の家に遊びに来ていた
「昨日ね〜ひろくんの家でお泊まりしたんだけど、私生理きちゃって!」
「そうなんですか?」
「うん!ひろくんの布団汚しちゃってさ、でもひろくんったら焦ることなくすぐに対処してくれて、すごく優しくてまた好きになっちゃった!」
私ってつくづくバカな女だと思う
なんで佳奈ちゃんの惚気話を聞かなきゃいけないんだろう
「それでねひろくんったら、生理だからエッチ出来ないねって少し拗ねてて!」
耳を塞ぎたくなるような話
佳奈ちゃんは、私にどうしてほしいんだろう
だけどそんなことも言えずに、私はただただ彼女の惚気話が終わるのをいつも待っていた