「俺はずっとゆぅのことしか見てねぇの。分かる?」
たっちゃんは恥ずかし気もなく言う
「これからは俺の愛に応えてもらうから、覚悟しろよ?」
おかしいなっ
たっちゃんがかっこいいことは充分知っていた筈なのに、ニヤッと笑う彼がさらにかっこよく見える
「はいはい勝手にやってなさい」
「座席反転させっぞ〜」
愛菜としんちゃんは座席を反転させて、反対側を向いてしまった
そんな二人だけど、愛菜に報告した時は泣きながら喜んでくれたし、しんちゃんの目にも涙が浮かんでいたことを私達は知っている
二人がいたから私達はこうして今いられるんだよね
本当に自慢の親友だよ