「携帯ない?」
「さっきぶつかった時に落として..」
「まじ!?ごめん!!」
「あ、いや、私がぶつかっちゃったから..」
あれは完璧に私の不注意だ
「どこ行こうとしてたの?」
「新撰組の..跡地とか、です」
普通に話すことに対して久しぶりすぎて抵抗があった
「新撰組?好きなの?」
「好き!!」
あ、即答しちゃった
「ふは!俺の時もそうやって答えて欲しかったなんて!笑」
「ごめんなさい..」
でも、今は答えられないんだ
たっちゃんのことが好きかって言われたら違うし、先輩のことが好きかって言われたら、好きだけど今は..って思う
タイミングって大切だと思った
半年前、あの時なら迷わず答えは出たはずなのに