勇気を出して玄関を開けると、いることはわかり切ってたけど、翠がいる



「由波さんおはよう」


「あ、うん、おはよう」


翠のこと見れないし、いつもより早歩きで学校に向かう。


「由波さん今日急いでるんですか?」

「うん、ちょっとね」


そんなの嘘だけど、15分の道のりを翠と一緒になんてキツイ。


せめて早歩きで10分に縮めたい。



「昨日、親たちに、キスしたって言っちゃいましたけど良かったですか?」



ひっ!

思い出さないように、てか、考えないようにしてたのにサラッと言わないでよ



「うん、良いんじゃない?」


あくまで平然を装う。



「そしたら次はもっと激しいのしろって言われました」



「はっ!?え!?」



なにそれ、、ママもパパもぶっ飛びすぎ。

てかそんなの親が決めてすることじゃないし!



「嘘です。由波さん動揺しすぎ」



「....キレそう」



「でも、俺はしても良いと思ってますよ。昨日の由波さん可愛かったし」




「冗談でもそういうこと言わないで。反応に困る」



「冗談じゃ..「用事あるから先行くね!」





、、、、なんなの一体!!