「それは……その、」



「高校入ったら地味じゃなくなって、
派手~なグループに入ったくせに、
全然馴染めてなくて、いつも無理して笑ってる。
俺は、ざまぁみろって思ったよ」




……否定できない…。




「ざまぁみろ。
また地味になれ。
そしたらまた、

ぴよに近付けんのに、って思ってた」



「……え?」



「プライド傷付けたまま逃げられるのは、
気分が悪い」




……あたしの、いつまでも忘れられなかったあの言葉は、



ものすごく、志磨から恨みを買っちゃったんだ…;




「ごめん…」



「そうだな。
そんなんで許す気なんてないけど」



「……うん。
志磨が満足するまで、殴ってもらっても…!」



「んなことしねーし。
つか、そういうことじゃねーの」