突然俯き始めた


「紗綾?どした?」



ニギッ



突然俺の袖をギュと掴まれる


何だ?
どうしたんだ?


少し心配になり紗綾の顔を覗き見ようとした時


ゆっくりと顔を上げた
俺を見上げた瞬間真っ赤な顔のまま
少し恥ずかしそうに口を開いた。



「き、恭ちゃんあのね1つお願いしていい?」


「別に構わねーよ?」


「あ、つ、疲れたからギューってして?」


なんだよそれ。


何だその可愛い願いは



そんな可愛いお願いなら何度でも聞くよ?