探すこと15分一向に見つからず、
ケータイに掛けても出ない
「クソッ。どこにいんだよ。」
どんどん焦りが芽生える
すると、
少し前方に紗綾らしい人物
あれは間違いなく紗綾だ。
だが紗綾は男二人に絡まれていた
ブチッ俺の何かが切れた
すぐさま紗綾の方に走った
近づくにつれて聴こえる紗綾の声
声を聞く感じ少し泣いていた。
「あのやめてください。グスッ」
「いいじゃねーか来いよ?おらっ」
「おい俺の女になにしてんの?」
「は?誰だてめぇ」
「その子の彼氏なんですけど?早く返してくれる?」
「…きょうやぁぁッ…」
「ん。さやおいで?」
少し腕を広げた
「んっ」
すぐさま腕に飛び込んでくる紗綾