「うわー今日も来ちゃったよ」
「本当、懲りないよね」
はい、始まりました
私、東條 美波(とうじょう みなみ) 17歳
絶賛いじめられ中です!
ードンッ
痛っ!!
はい、教科書飛んできました
しかも、見事に角命中しました
パチパチパチ
私は周りの視線を無視して自分の席についた
私がいじめられてる理由
それはただ単に私が地味だから
私はこの容姿をしたくてしているのではない
私の家は東條組
つまり、世間で言うヤクザだ
東條組は世界一
まぁ、となれば狙われるのも目に見えている
私は普通で居たいと行ったけど組長である父が変装しろときこなかった
私の父、東條 和馬(とうじょう かずま)は元暴走族で輝龍という世界一の族の初代らしい
そして、母はその時の姫だったらしい
私の家族は、父、母、私と兄二人の五人家族だ
長男の東(あずま)はモデルをやっている
次男の和樹(かずき)は輝龍二代目副総長
そして、弱い兄たちの変わりにレディース世界一であるピンキー総長の私が東條組の跡を継ぐ
兄妹としては仲は良いけど族のことになると口を利かなくなる
一応、敵対しているから・・・
輝龍の総長は知られていない
トップシークレットらしい
ハッキングすればいい話だけど輝龍には世界一のハッカーがいるから無理
私が世界二
かず兄に聞いても教えてくれない
あず兄はモデルの仕事が忙しいらしく中々帰ってこないし
最近は、街を歩くと大きな看板にあず兄の顔写真を目にする
本屋へ行ってもあず兄が目に入る
でも、最近あず兄はモデルの秋人(あきと)と共演することが多い
だから、どこもかしこもあず兄と秋人のツーショットばかり
ちなみに、私は歌手をやっている
顔は出さない
歌勝負ってこと
いろいろ説明していると時間はすぎるのも早く6時間目が終わる時間帯になっていた
チャイムがなり、帰っていく生徒に部活へと急ぐ生徒
そして、輝龍の奴らもいる
この学校にはバイク置き場もある
バイクに跨りマフラーを吹かせている下っ端