「ヨッパ!今日はもうお前のお守りはごめんだからなー。あ、今日は桃川に専属になってもらえ」

んま!

石田さん、さっきのことまだひっぱってきましたよ。
だって、ニヤニヤしてますもんっ。

思いきりにらんで差し上げます!


「お前ににらまれても全然迫力ねーよ」

ゲラゲラと笑ってます。

「いいよ~。オレ、真由ちゃんのお守りするよ~」

「はいっ!?」

わわ。
自分でもビックリするくらいの声を上げてしまいました。

「ヒューヒュー」

石田さんがはやしたてます!

「もうっ!やめてください!そんなんじゃないです~」

「あー、真由ちゃんひどーい。オレふられたー」

桃川さんが笑いながら言います。

もうっ!

絶対にひどいなんて思ってないクセに!
ひどいのはどっちなんだよー。


「もうっ」

こうなったらヤケ酒なのです!
空になってたグラスに瓶ビールを注いで一気に飲み干しました。

「さっすがヨッパ。そうこなくっちゃ」

「ふんっだ」

石田さんは私のグラスにビールを継ぎ足しました。

「石田さんのバカ!」

またまた一気飲みしちゃうのだ!