「ま、ありさちゃんはハタチ超えてるっていっても充分通るけど。むしろまだ18っていうのが驚きだけど。真由ちゃんはねー」

はい?
なんですか?

桃川さんとありさちゃんの視線がこちらに向きました。

「絶対真由ちゃん高校生ぐらいにしか見えないよね~」

うー。
桃川さん、気にしてることを……。

しかも、ありさちゃんもニコニコしながらうなずいてます。

「確かに」

お、おう!?
前のステキレディまでもそんなことを言うのですか?

はぅ……。


「で、このコは23」

「ちょっとっ」

桃川さんがありさちゃんをちょっとだけニヤニヤしながら見てそのコに言うと、ありさちゃんは桃川さんの肩を叩きました。

「ウソだからね。私、今18。早生まれなんでなったばっかり」

ありさちゃん、ニッコリと微笑みます。

「えー、大人っぽ~い」

そのコはありさちゃんをビックリした顔で見てます。

ですよね~。

「老けてる、とも言うね」

「はぁ~ん?」

ケラケラと笑いながら突っ込む桃川さん。
すかさずありさちゃんが凄みます。

迫力がありますね。

「あ、そんなつもりじゃっ」

そのコは困ったように否定しました。


「で、オレは2年だけど、一浪してるからハタチこえてます」

おお!
ちゃんと法律はクリアしてタバコを吸ってるのですね。
安心しました。