はぁ……。

ワタクシ、立花真由は
大人の階段をのぼりました……。

はい、
結局おフロに入ることなく、事を終えました。

はい。

ただいま、ワタクシはモーレツに恥ずかしくて
おフトンを頭からかぶっています。


「きゃっ」

桃川さんがトートツにかけぶとんを剥いでしまいました!

ギャギャギャッ。

ワタクシ、生まれたままの姿でございます。

ヤバイヤバイ、
ヤバイのですーーーー!

アセアセ。

急いでフトンを取り返してもぐり込みました。


「ま~ゆちゃんっ」

桃川さんがフトン越しに抱きついてきました。

うーーー。

さっきまでの行為を思い出して
どうかなってしまいそうです!


「真由ちゃん、顔見せて~」

うううう。

おそるおそる、顔をほんの少しだけ飛び出しました。

「真由ちゃん、これどうする?」

え……?

ハッ!

あううううう。

避妊具というヤツなのです!

はい、さっき使った、
あの、そのコン、
ぎゃあああああ。

それをプラプラさせてます。


「桃川さんのバカーーーー!」

急いで私はおフトンに戻りました!

ううう。
桃川さん、笑ってます……。

大人の免許証、初心者マークのついてるワタクシめに、
なんとハードルの高いモノを見せつけるのでしょうか!

「普通にゴミ箱に捨てちゃうよ」

「ど、どぞ……」


ふぅ~。

ぎゃっ!

ほっとしたのもつかの間です。

桃川さんが潜り込んできました、
しかも後ろから抱きしめられました!

「真由ちゃん。だ~いすきっ」

うううう。

今の状況で言われると、
もうアタマがバクハツしちゃいそうなのです。


「もっかいしよ!」

「え~~~!!」


第2ラウンドが開始したのは言うまでもありません……。



交際/ハジメテ 終