映画を観終わったので、他のグループと御茶ノ水駅で合流です。
徒歩で向かいます。

コイケンさんと石田さんは前を歩いています。

お二人は歩くの早いですね、どんどん距離があいてってます。

私は美紀ちゃんと桃川さんに挟まれる形で歩いています。


「もしかしてつけてくれてる?」

並んでる桃川さん
(もちろん手はつないでます!えへへ)
が私の首元をチラチラ見ています。

「あ、はい……」

きゃはーーーーー。

テレます!

今日はですね、ブラウスを着ているので、襟元が隠れてしまってるのです。

首回り開いてる服を着ようかなとも思ったんですけど、なんかテレくさくって。

でも、チェーンが見えたんですね、きっと。


「ん、なにを~?」

トナリにいる美紀ちゃんが私と桃川さんの顔を見てきました。

チラリと桃川さんを見ると、
ちょっと困ったようなカオをしていますよ。

ホントに桃川さんは家族(美紀ちゃんも家族のような存在だって言ってましたよね)に
恋愛のこととか知られるの苦手なんですね。


「あ、私ね、今日誕生日なんだぁ」

「えーそうなの!?」

「うん。だから、これ」

私は左手をネックレスにあててハートの部分を見せます。

「わーかわいい。そうなんだねー。
 もう、涼ちゃんがちゃんと真由ちゃんとのこと話してくれてれば、
 私、真由ちゃんともっと早く仲良くなれたのに」

「だってさ~」

フフ。
桃川さん、口をとがらせてます。

かわいいですぅ!

あーでもうれしいなー。

美紀ちゃんとこんなふうにおハナシできるようになってよかった~。

あーしあわせです!