5枚めスタートしました。

「へっへ~」

桃川さんは自慢げに私を見てます。

うう、相変わらずチョーアップ。
至近距離もいいとこです!


「な、な、な、ななんですか!
 い、い、い、今、今、今なにをっ、
 なにをしたんですか~!」

「なにって?
 真由ちゃんのほっぺたにチューしたんだよぉ?」

”ボクがなにか悪いことしたんですか?”
みたいな、
平然としたカオで私を見てきます。

ムッカー!


「ウソです!」

「えー、なんでウソなの~?」

「そんなことされてません」

「いやいやいや。したオレが言ってるんだしっ」

「いいえ~。そんなことはぜったいにされていませーん!」

「ホ~ント意外と強情だねー、真由ちゃんは」

「だってー!」

「じゃあ、もう1回しようかなぁ、今度はクチに~」

ぎゃああああああ。

チョーアップの桃川さんがにぃ~って笑ってきました!


「イミわかんないですし!」

「わかんないことはないでしょー」

そう言いながら桃川さんは私をぎゅっと抱きしめてきました。

「ちょ、ちょっとー!イミわかんないです!ホントにイミわかんないですっ!」