というか。
私、そんなにバレバレだったんですかね。
あーショック!
『クッ。言い返さないってことはホントなんだな』
うわっ!
石田さんのニヤニヤしているカオが浮かんじゃいました。
「べ、別にっあきれてモノが言えないというヤツですぅ。
っていうか、そんな情報、誰からきいたんですか~?」
『さぁ~ね。教えてやんねぇ』
「ひどいんですけど、それ」
『まーそのうちわかんじゃねーの、そのうちなー』
「ホントですか~?」
『おー。マジマジ。じゃなー』
そう言うと、石田さんは電話を切りました。
「あ!ちょっとぉ」
むぅ。
もう、ホントに。
あの人は子供ですね。
うん、ホント。
だからですかね、なんだか憎めないのですね。
はぅ。
誰がそんなこと言ったんでしょうか?
こわいですねー。
これは名探偵の名にかけて解明しなければなりませんね!
え?
私ですね、小学校の時、名探偵ごっこをしてて、いつも推理ばっちり当ててたんですよ~。こう見えて。
えっへん。