「もぉ、モモ、お前のカノジョなんとかして~」

「はい!?な、な、なに言ってるんですかっ!カノジョじゃないし!」

「バ~カ!代名詞の“彼女”だよ。SHEだよ、SHE!へっへ~んだ」

石田さん、思いきり意地の悪いカオをしてます。

「むっか~つ~く~!……桃川さ~ぁん、なんとか言ってくださいよ~」

両手で顔をおさえて泣きマネしちゃいます。

「え?だって真由ちゃんはオレのカノジョでしょ?」

ひっ!?

顔を上げて慌てて桃川さんを見ると、桃川さんは冗談ともつかないカオで私を見てます。

もぉ!!そんなカオ反則!

「ちーがーうぅぅ!」

「えー、真由ちゃんがオレのことフッた~。絵里慰めて~」

「やだよ。尾崎さんのお古なんて」

「うっわ!きっつぅ」

桃川さんは胸を押さえるマネをしました。

思わず4人で笑っちゃいます。