大学の最寄駅と笹塚までは2駅しかないので、通いは徒歩でがんばってます。
なので、ただいまワタクシは居酒屋さんから最寄駅まではお見送りを兼ねてみなさんと一緒に歩いているのであります。
最後尾を歩いていて、隣にはいまだ立ち直れていない様子の桃川さんがいらっしゃいます。
いやいやいや!
たまったまです!たまったま~!
そんなわざと隣になんてそんな高等テクニックなどは持ち合わせておりませんっ。
すぐ前には石田さんと絵里さんがいます。
あ、ウワサをすれば。
石田さんが振り返りました。
「今日酔ってねぇじゃん」
「はい~。なんか~醒めましたぁ」
「あー!モモの過去知っちゃってブルーんなっちゃった?なっちゃった?なっちゃった~?」
「あれれれれ~、真由ちゃんそうなの~?」
んまっ!
絵里まで一緒になって石田さんのようなことを。
隣の桃川さんをチラッと見るとにっこりと笑うだけです。
カッ!キッ!
目を見開いて石田さんをにらみつけました。
「ブルーになってません!!な~んで、そんなこと言うんですか~!?」
「え~、楽しいから~?」
「もう!楽しむなぁ!」
石田さんの背中を思いきりグーで殴りました。へへ。
勢いよく振り返った石田さん、思ったより痛そうです。
「バッカ!お前。グーで殴るなっ」
「へ~んだ」
舌を出してあげます。