「あの、そろそろ……」

ちょうど会話が止んだ後に店員さんが来ました。

あ、もうそんな時間なのですね。
2時間飲み放題コースをつけていたのですが、それが終わったようです。

確かに7時半をすぎています。


「わー、ホントだ」
「もうそんな時間?」

「今日は平日ですし、……解散しますか」

「そうですね~」
「そうしますか」
「そうしましょうか」

石田さんの発言に異を唱える者はいませんでした。

うん、確かに。

私もまだみんなと一緒にいたかったんですけど、明日は1時間目から授業。
しかも、出席日数で決まる必須の授業なのです。

単位を落とすワケにはいかないのです。

うぅ、でもさみしいなぁ。