「や、なんでここに?この人昨日コンビニで会った子だよね?」



智志が昨日のことを覚えてないらしく
とぼけたことを言い出す。



「もう全部バレてんだよ」



俺は智志の頭をたたく。



「え?なんで」


「お前が昨日喋ったんだろ!俺に」


「は?嘘だろ」



智志がしゃがみこむ。



「お前の正直な気持ち愛來に伝えてやってくれない?」


「え?伝えても意味無いだろ」



智志が俺と愛來の手を見る。


「けじめつけよーぜ。ちゃんと」


「…けじめ」



俺の言葉に愛來に近づく。



「俺、外でてる?」



愛來に聞く。



「ここにい欲しい」



愛來は首を横にふる。



「わかった」