「オフィーリアだ!遊びにきたの?その頭巾可愛いねぇ。」





悪戯っ子のきつねがやってきて、普段は全く使わないような言葉を口にしました。



オフィーリアはとっても注目されて、褒められる事に嬉しくなりました。






「皆、皆、ありがとう!この赤頭巾、毎日被ってくるわね!」





いつの間にか、森のほとんどの動物達が集まっていました。




そんな時です。




オフィーリアは木の影から自分を見つめる一つの視線に気づきました。



森の仲間がいつも口々に一番怖いと言うオオカミさんです。





でもオフィーリアはやさしいこ。





「あら、オオカミさん。こっちにきて、一緒にお話ししましょう?」





そうオオカミさんに話しかけました。




しかし、オオカミさんは走ってどこかへ行ってしまいました。