オフィーリアは家の後ろにある森へと入って行きます。



とても上機嫌で、スキップをしながら顔をほころばせています。





少し狭いその道は、獣道からちょっとだけ離れた場所にある人工の道でした。









「誰かいないかなぁ……」





オフィーリアはふと立ち止まり、周りをキョロキョロと見回しました。



すると、どこからか小鳥達がやって来ました。





「ちゅん♪あらオフィーリア。その頭巾、とってもお似合いね!」




「うんうん。オフィーリアな真っ赤なほっぺの色よ♪」



「ありがとう。嬉しい!」





小鳥達はオフィーリアの肩にとまったり、頭巾にとまったりしながら赤い頭巾を褒めました。