その頃おばあちゃんは








床に広がる真っ赤な液体に浸かった下半身だけを残してオオカミのお腹の中に収まっていました。





切断面からは思ったよりも大量の血液がどぼどぼとながれでています。








はらりと落ちた白髪は、確かにおばあちゃんのものです



下半身の横にあるのは、まだ少し血肉がのこった髑髏。


球体を崩さないように丁寧に取り出された眼球を見ながら、オオカミはおばあちゃんを食い散らかしていました。