「ふんふふん♪ふふふん♪」



おばあちゃんが危険なことはだーれも知りません。



もちろん赤頭巾もです




ですから赤頭巾は花束をつくる手を休めません。


どんどん華やかになっていく花束は、赤頭巾の手から溢れ出そうな程大きくなりました。





「あら、これじゃあ持ち切れないわ。仕方がないからもう行きましょう……」




花畑の中に置いていたバスケットをとると、赤頭巾は立ち上がりました。





「おばあちゃん、オフィーリア、いい子だねってまた頭を撫でてくれるかしら♪」






だから、そのおばあちゃんが危ないんですって……