オフィーリアが時間を忘れて花を摘んでいる時、オオカミはおばあちゃんの家へと向かっていました。
「はははっ!あの小娘、まんまと騙されたぞっ!これでばあさんの肉も、小娘の肉も、バスケットの中身も、全部いただきだっ」
気分よく歩くオオカミは、一歩、また一歩と確実におばあちゃんの家へと近づいていきます。
オオカミは皆に怖がられているので、誰もそばにいきません。
オオカミの計画を知る者はいないのです。
あいにく、この森にはオオカミよりも強いライオンやトラ、熊はいないのでオオカミが近づいても、すぐに逃げてしまいます。
.