何分歩いたのでしょう?

少し早足で歩くオオカミについていくオフィーリアは、疲れてきていました。






まだ幼く、歩幅も小さい、そのうえ体力もあまりないのだから、きっとここまで歩いてくるのも大変な事だったでしょう。







「オオカミさん、まだつかない?足、痛くなってきちゃった……」




そうすると、オオカミはオフィーリアのほうに振り返りました。





「おや?それは悪かった。でもあと少しだからもうちょっとだけ頑張れるかい?」