「…なんでいると思う?」


「え、ええっと…」


日向くんの身体がわたしに近づいてきて


━━━━━━ギュッ……



ふわっと優しく抱きしめられた



「……心配した。」


いつもより少しだけ…日向くんの声が震えてるように聞こえるのは気のせい…?


包まれる日向くんの体温や鼓動がすごく心地良い…



「…なんで倒れるまで無理してんの。」


「ご、ごめんなさい…っ。」


「……許さない。」


「え、えぇ…」


だって日向くんのバスケしてるところ見たかったんだもん…


恋する女の子は好きな人のかっこいいところ見れるなら少しの無茶くらいなんてことないんだよ日向くん



「…なんで無理したの。」


「うっ、そ、それは…」


言えない…言えるわけない…
まさか日向くんのバスケしてる姿見たさに無理してましたなんて