私、三原 有希(みはら ゆき)の、朝の日課。
【乗り換えの電車を待つ間に、缶コーヒーを飲むこと。】
今日も変わり映えのない1日が始まる。
ちょっぴり憂鬱な気分で、気合の一杯だ!と、ブラックコーヒを一気に飲み干す。
ものの十数秒で空になった空き缶を、ゴミ箱に捨てると
ガコン、と少々派手な音が鳴った。
背後から笑い声がして、なんだろう?と思いながら呑気に振り返る。
そして次の瞬間、私はフリーズした。
あっ、あの人だ。
この間の……そうそう、風見さん!
どぉもと会釈され、私も軽く頭を下げる。
覚えててくれたんだ!ちょっと感動!
「すごい飲みっぷりだね」
風見さんがニコニコ笑いながら言う。
私は恥ずかしくなって、思わず顔を顰めた。
「見かけたんなら早く声掛けて欲しかったです……」
「ごめん、ごめん」
うぅ、なんでこんなところで出会ってしまうの~!最悪だ。
【乗り換えの電車を待つ間に、缶コーヒーを飲むこと。】
今日も変わり映えのない1日が始まる。
ちょっぴり憂鬱な気分で、気合の一杯だ!と、ブラックコーヒを一気に飲み干す。
ものの十数秒で空になった空き缶を、ゴミ箱に捨てると
ガコン、と少々派手な音が鳴った。
背後から笑い声がして、なんだろう?と思いながら呑気に振り返る。
そして次の瞬間、私はフリーズした。
あっ、あの人だ。
この間の……そうそう、風見さん!
どぉもと会釈され、私も軽く頭を下げる。
覚えててくれたんだ!ちょっと感動!
「すごい飲みっぷりだね」
風見さんがニコニコ笑いながら言う。
私は恥ずかしくなって、思わず顔を顰めた。
「見かけたんなら早く声掛けて欲しかったです……」
「ごめん、ごめん」
うぅ、なんでこんなところで出会ってしまうの~!最悪だ。