「それは、私にも分からないよ。これから、見ていけば良いんじゃない?」
「そうだね!」
「うん!絶対なんかありそうだなー。」
「何が?」
「いや。何でもない。これ、早絵には、まだ言っちゃダメだよ。」
「分かった!」

あー。言えた。
安心していた時に、先生が来た。
早絵はあれ?
今来たんだ。

「早絵ちゃん、遅かったねー。どうしたの?」
「あー。如月S王子と話してたー。」

ドキッ。モヤモヤ。
?何これ。何かモヤモヤする。
まぁ、いっか。

「そーなんだー。」

「はーい。そこー。静かにー。今から、文化祭の実行委員を決める。誰かやりたい人はいないか。」

「「「「…」」」」

「お前らー。手、あげろよー。笑」
「「「「あははっ!」」」」
「じゃあ。」
「おー。桐島良いぞー。」
「女の子、推薦して良いですか?」
「良いぞー。」
「じゃ、咲姫で。」
「「「「えっ!?」」」」

それ誰だろう。
と思ったら、みんなが私の方に向いて来た。

「ねぇ、咲姫って誰?」
って菜香ちゃんに聞いたら、

「あんただよ!知らないの?」
「知らない。」
「え?あんた。」
「はい。」
「すいません。咲、自分が咲姫って事知らなかったみたいなので。」
「すいません。」
「「「「えっ!?」」」」

まぁいっか。

「ってか、私に出来ないです。」
「先生、良いですよね?」
「あぁ。全然良いよ。」
「先生ー。」
「ちゃんと、やりなさい。」
「…。はい。」
「よしっ。じゃあ、これから、先は、実行委員に進めてもらう!」
「よしっ。じゃあ、小泉さん。前行こう。」

あ。手、差し出されちゃった。
どうしよう。
こういう時は、
とか、思ってたら、

「あ。ごめん。小泉さんって、男が苦手なんだよね。」
「あ。うん。ごめんね。」

と言って、まえに出た。

「じゃあ、俺が話進めていくから、黒板に、案とか書いていって。」